安住寺だより

第46号

謹賀新年

新年を迎え、今年が皆様にとって良い年となることをご祈念いたします。
早いもので昨年の晋山式より一年がすぎました。檀信徒の皆様方には改めて感謝申し上げますとともに、今後とも安住寺護持の為ご協力の程、宜しくお願い致します。
平成二十九年元旦

昨年秋、境内の冬支度

十月の二十日には境内の冬囲いが始まりました。
紅葉真っ盛りの頃には すでに冬支度が済んでいます。
なんだか庭木が気の毒な気がしてなりませんが、雪国で暮らすことのつらい所です。
十二月に入ると空模様は みぞれ交じりの雨から雪に。


平成28年10月12日 永眠
石塚組代表取締役会長 石塚 孝 氏(享年87)

昭和28年に建設業の石塚組を創業。
人情味あふれる人柄と仕事に対するひたむきさで多くの人から慕われ、業界の振興にたいへん力を尽されたご生涯でした。
皆様がご存知の通り、安住寺の檀家総代を長年お勤め頂き、本堂の改修工事や、開創五百年の法要など数々の大事業においても常に先頭に立って下さいました。
心よりご冥福をお祈りいたします。

式場に入りきれないほど多くの皆さんが参列される中、お別れとなりました。
心よりご冥福をお祈りいたします。

新しい鯖石橋が完成「渡り初め」

子ども達が地域の歴史を学習し、カッパ伝説を知り、自然豊かな鯖石地域を盛り上げようと提案し創作したゆるキャラ。
このたび学校わきの橋が新しくなるのに合わせてモニュメント取付けを要望し、市は協議の結果、鯖カッパのレリーフ板を取り付けることに決定。子ども達の念願が叶い、十二月十一日、待望の渡り初めとなりました。

鯖石川カッパ伝説から生まれた「鯖カッパ」
地域を盛り上げるために 鯖石小学校の生徒が考案した「ゆるキャラ」が新しい橋のシンボルに



舗装前に絵を描かせてもらいました



立派なレリーフが完成! 真鍮製で高さ60cm幅40cm



寒さも忘れて、雪の舞う中を笑顔で渡り初め
雪の八石山を望む新しい鯖石橋に子ども達の歓声が響きました。


小清水集落に憩いのカフェが開店

新聞や雑誌に掲載されて、地元の方はご存知かと思いますが、昨年開店して以来、平日でも多くの人が訪れとても盛況です。

オーナーは小清水集落に移住して十年ほどになる矢島 衛(まもる)さん。料理は野菜ソムリエの資格を持つ妻の慶子さんが担当。
こだわりの食材で作る料理はとても素晴らしく好評です。そして自家製のパンやスイーツも。
小清水集落の一番奥に素敵なお店が開店して、地元の皆さんも本当に喜んでいます。
ぜひ訪れてみてください。

EALY CAFE(イーリーカフェ)
住 所 柏崎市石曽根5295
電 話 0257-41-6300
営 業 10:30~16:00
定休日 日曜・月曜
WEB http://ealy-cafe.com

編集後記

小清水に開店したカフェのオーナー、矢島さんご夫妻は山間集落の存続と活性化をめざし「ひゃくいちねん会」という団体を立ち上げ活動中。その活動の一つとしてカフェを開店して以来、集落の皆さんの憩いの場となり、また遠方からもたくさんの人が訪れ賑わっています。

矢島さんは東京で生まれ育ち、大学を卒業と同時に母の故郷、小清水集落へ移住。
農業を本格的に始め、また集落の神社の神主を務めています。

カフェを開業するに至ったその熱い思いは、「かつて柏崎と松之山を結ぶ街道として集落が栄えたころ、峠には茶屋があり、そこには多くの出会いがあった。この場所がかつて活気のあった峠の茶屋のように何か新しいことが始まる出会いの場所でありたい」と。
「集落の存続と活性化のために・・・」
それにしても私自身はこの地に生まれ育ちながら人口の減少に為す術なく過ごしてきたわけであり恥ずかしいかぎり。
お二人の熱意と挑戦を歓迎し応援いたします。

住職 祐元

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